風の匂いと、白い僕。



体育館の入り口でもらったプリントには、座る席とクラス分け名簿が載っていた

運が良く、あたしと優奈は同じクラスでまたもや大喜び






「ふわぁ…皆知らない子ばっかだぁ…
あたしつぐみ居なかったら死んでたかも…」



「こんなんで死ぬかッ!!(笑)
ほら、出席番号隣だから席となりだよ♪」



白谷と菅原だし、隣になること多いんだよね





パイプ椅子に腰かけて、周りをぐるっと見回してみた





「体育館おっきいー…!!」



「確か、全校生徒で800とか900とかいるみたいだし…
100人は軽く越えてるんじゃ無いかな?」



すごいなぁ…


流石国内トップに入る名門
関東私立癒田学園

通称は癒田中、または癒田高






こんな凄いところに入れるなんて、夢みたい


勉強頑張って本当良かったぁ…





そしたまた優奈と話していると、あたしの隣に男子が座った



えーっとあたしの前は…





「優奈、名簿見して!」


「ん。」




手渡された名簿を吟味



あたしのなまえは…


あ、あったあった



って事はこの人は…獅童 大和くんかな?