風の匂いと、白い僕。







「失礼しま~す…」




入って最初に目に入ったのはやっぱり同室の子





「えっと、鍵田さん…だよね?」



初対面だから超きまずいっ




「…うん。白谷さん?」



「は、はい!!」





鍵田さんは、荷物が少ないのかすでに片付いており、机の上にノートパソコンをひらいてさっそくのんびりしている



黒い髪の毛をポニーテールにしていて、黒縁の四角いメガネ。

なんか怖そう…っ




「…そぅ、よろしくね、」





そういうと鍵田さんは俯いてパソコンを物凄い勢いで打ち始めた。

か、かっこい…カタカタしてる!!






「うつの早いんだね!!」




ついとっさに思ったことを口にすると…


鍵田さんは、少し嬉しそうに微笑んで、小さい声でありがと。と言った




なんか可愛いかも…?