部屋が水を打ったように静まり返った。ルカさんも男性もポカンとしてる。
……あれ、違ったかな。違ってたら恥ずかしっ!穴があったら入りたい。
「ぶっ……。
あっはははははははははははははははははははははははは!!」
男性は狂ったように笑い始めた。この人苦手かもしれない……。
「お前馬鹿だわ!」
……黒羽くんにも言われたなぁー……。
「くっくくく……。面白ぇ、依頼の詳細はこの紙に書いてある。
精々生き残れるよう頑張るんだな」
「一葉ちゃんは死なせません、僕が必ず守ってみせます」
「お前はやっぱり嫌いだわ、俺」
「僕もですよ」
男性は足音一つたてずに出ていった。不気味な人だなぁ。


