私のひ・み・つ❤【続編】



「ごめんなさいね」


せっかくの最後の文化祭、楽しめなくて。
薫も優君と同じ顔をするわよね。


「あっ!!」


ひらめいたように優君が声をあげた。
なにかしら?


「俺みたいに変装するのもダメですか?」


「変装?なるほど~それもいいかもね」


全く頭になかったわ、そういう考え。
それならアイドルの薫ってことバレずむわね。


「でしょ?なので午後も文化祭に参加させてくれませんか?俺が薫を守りますんで」


う~ん、優君がいれば安心よね。
しょうがない、ここは後で社長に電話でもしましょ。


「いいわよ、その代わり薫を傷つけたらダメょ?」


「傷つけるわけないですよ~午後も楽しんできますw あ、豊川さんもどうですか?」


「私は遠慮しておくわ、まだ仕事が残ってるの」