「…………………………」 淋がいなくなった俺の広すぎる部屋を見て、ため息をつく。 ――空しい バカみたいに広いこの部屋に一人、俺は立っていた。 「………………………」 ――…いや、違う 元に戻ったのだ。 全て。 俺があっちに行く前のように、全て。