紅蓮の鬼






楓太は鴉の足についているものを外す。


手紙のようだった。


「あ。」


楓太が口角を上げ、手紙をワタシに渡す。




―――――――――――――


長の座、奪還しましたよ


姐さん


―――――――――――――




とだけ、書いてあった。


字からして空木だ。


「……そうか…」


頬が緩む。


――戻れるのか