部屋を出て、なんとなく縁側に行く。 「あ、おはよ」 そこには楓太が鴉と戯れていた。 「……何をしている」 ワタシが聞くと、楓太は鴉たちを空へ羽ばたかせた。 そしてワタシに向き直る。 「情報収集」 楓太はそう言い、二カッと笑った。