「つまり、純血より弱い雑種に求婚するのが腑に落ちないんだ?」 空木が微笑んで言った。 「そう!それそれ!!!それが言いたかった!!!」 どうやら意思は通じたようだ。 楓太が嬉しそうに言う。 「自分より弱い奴に子供を産ませたら、子供は強くないもんね」 「さんきゅー空木!俺、説明で…」 「うん、すっごい分かりにくかった」 空木はパァァっと笑う。 すると楓太の顔が凍りついた。