淋は妙に焦った顔をして、俺に言い聞かせた。 「わ、分かった…」 すると淋は安心したのか、フッと笑った気がした。 そして、踵を返してある建物の中に入っていく。 その建物は大きな木造建築だった。 そこに入ろうとした時。 「よう、色緋」 後ろから、男の声が俺ら3人を呼びとめた。