グイッと、力ない腕に顔を押され、 意識がはっきりする。 「気は…はぁ…す、みま…したか?」 「あ……わ、たし…」 今、何を考えた…? 「大、丈夫…ですから。 満た…されまし、たか?」 「あ、はい…」 この男の血を、 全部飲み干したくなった… 「では、私はこれで。」 ふらっと立ち上がって柳葉さんは部屋を出た。