記憶のカケラが頭の中に流れ込んできたと同時に、 柳葉さんの血が、身体へ入っていく感覚がする… そして、血にふれた細胞一つ一つが過剰に反応する… 喉や、全身が熱くなる。 ただただ、目の前の男の血が欲しくなる。 「欲しいか?」 血に濡れた手首を私の目の前に見せる… ポタッ… 顔に、一滴の血が落ちてきた。