「幻想ほざく、お前こそが勘違いしているだろうが……!」
「38の数を知らぬ貴様の思う特別と、知った上で思う私の特別は、まるで違う。
一人とその他大勢。シキミにとっての“唯一”だからこそ特別の貴様だが、『本当のシキミ』を知らぬ貴様の思い上がりに過ぎない。
あの方の召喚物は多数だ。その他大勢――替えなどいくらでもいる。貴様とて例外なしの一部に過ぎない。
だが、私は違う。シキミの“絶対”だ。その他大勢と比較対象にならぬ、絶対。順位をつければ一。縦並びなのだから、当然のごとく、私の隣には誰もいない」
替えが利かない絶対。それは自分に与えられた立ち位置だと、ノエマは言う。


