「打撃系は通用しないだろう」
「なら斬撃!一振りで山を吹き飛ばす剣なんてのをこれから探しに行きましょうやっ。魔界的なここなら、なんかありそうな気がする!」
「個の力が物を言うここで、道具のみが強いなんてことはない」
「だったら、どーしろって言うんじゃああぁ!」
だからそれは、最初から決まっているんだ。
鼻が来ても避けられる距離を保ちつつ、アガトはデウムスと向き合った。
もっとも、これに目はない。段々となる脂肪に埋もれている。鼻がついているならこちらが前だろうと勝手に推察した次第だった。
「デウムス、話がある」


