「下品は誉め言葉っすよ、も、は、やー!下ネタ出して、メスをきゃーきゃー言わすのが、萌えるー、みたいな?」
「……」
女の嫌がる反応を見て悦に入るなど決して肯定していいことではないのに、前回、イヤだとよがるシキミに対して、執拗に攻めた自身を思い返す。
「嫌なことしたな、俺は……」
反省ものだと頭を抱えても、あの彼女の可愛らしい顔を見ては攻めずにいられない。きっとまた、次回呼ばれた時もそうなるだろうと反省は数秒で終わった。
「つか、ダンナ、羽ー」
「やらない」
「ケチケチっすね。あ、羽無くしたいとか言ってましたし、いっそ、手前が全部喰いますよ!」
「気が変わった」
「ポエミーカムバックっ!」


