最悪だ。 目覚ましロボットは起動していないわ、高校の制服着るのは初めてだから戸惑うわ、自分用の空飛ぶ車は故障するわ、全く朝からついていない。 「ハァ…、どうせ間に合わないんなら思い切り遅刻しよ」 それに、着く頃は入学式最中で途中から入っていったら、すごく目立つ。 周りに注目されるのは好きではない。 いろいろ理屈を並べながら近くの公園に入ることにした。