「あの…さっきの子だよね?」 声をかけられビクッとなった。 振り向くと、さっき声をかけてきた男の人だった。 「そんなにビクビクしないで。」 そんなこと言いながら、隣のブランコに座った。 「俺の名前は、高梨 陽(たかなし よう) あなたの名前は?」 初めてのことで、戸惑ってしまった。 「影野愛香」 やっとのことで、言うことが出来た。 何で私に構うのだろう? 少し疑問に思った。