すると少女たちの中では冷静な少女Aが
話し始めた




「生徒会の皆さんを見てるのは
楽しくないです。いつもランと一緒に
行動しててウザいですから。


それに今は生徒会の皆さんよりも
椿先輩のほうが好きです。」





わぁお、少女Aは意外と直球なようだ。
しかも意外と毒舌だ…。ウザいって…。



否定は出来ないけど。




というか、生徒会の話を出しても
大丈夫っぽいな。



本当にランが嫌いなだけのようだ。







あ、そーいえば


「そーいえば俺、今日から生徒会の
…下僕ってことになってるんだけどw」




「え!?」


「…そういえば、会長が下僕が
どうとか…」



驚いた顔をする少女たち。



今、思い出したんだよ…。

あの山のような書類を…。





今日からでも始めようかな…?
じゃないと絶対終わらない気がする。




まぁ、確かにまだ頬は痛いけど、
さっきよりはマシになってきたし

少しやってから帰ろうかな…?




だったら今からでも行かないとな。





「そういえば、まだ下僕の仕事
終わってなかったんだよね~♪w

だから俺はもう行くね☆


あ、これなんかあった時にメールして??♪

別になんかなくてもいいけどね~☆w」




そう言いながらアドレスを書いた紙を
まだ驚いている少女Aに渡した。




「…はい?これアドレスじゃない
ですか!?こんな大切なもの渡して
いいんですか!?


てゆーか、下僕ってどういうこと
ですか!?」




おおぅ…
なにやら詰め寄って聞いてくる少女A。


なんか変だったかな?




「ん~??♪連絡手段は必要でしょ~??w

下僕っていうのは~、う~ん…
…メールで聞いて??w」



下僕の件については説明が
めちゃくちゃ長くなると思う。


あと、口で話したらおれが
テンション下がりそうだから
やめといた。



…下僕だからね…。



下僕について明るく話せる自信がない。




あ~…考えてたら
テンション下がってきた。



…とっとと仕事終わらせよ…。




「じゃね~♪」


そう言いながらまだ何か言いたそうな
少女たちに手をひらひらして


保健室を出た。