おれは生徒会に促されるまま教室を出た。




…なんであんな発言したんだろ?

今更、後悔しても遅いか…
だから後悔っていうんだし




「あの~??どこに行くの~??♪」


拒否ることの出来ないこのキャラを
恨む。まじで。




前を歩いていた会長が怖い顔で
振り向く。




「黙ってついてこい」


俺様だな、おい。


返事はせずにずっとニコニコニコニコ。


たぶんこの学園にいるときはだいたい
顔が笑っているだろう。




なんか、笑ってたほうがいいだろ?
嫌な奴にも見られないし。




そんなおれを怪訝な目で見つめる会長。



「そんなに見つめないで~??w」


すると、呆れたように舌打ちをして
他のメンバーと同じように
歩きはじめた。




まったくもってウザいなこのキャラ。



まぁ、たまに役に立つこともあるけどね


妙な空気を打破するときとか。


…それしか無くない?いや、もういいや。





とにかく無言のままどこかに
向かっていった。



そして、着いたところは…