他のメンバーがジッと俺を見てくる


…なんだよ!俺に謝れってか!?


「…俺は謝らねぇ」


はぁ…とため息を憑かれる


気まずい雰囲気、継続中。


「あ~!悪かったよ!謝れば
いいんだろ!?」


急に謝った俺に驚くメンバー


が、椿咲哉は


ベットから起き上がり優しさすら
感じる微笑みで

俺の髪をくしゃくしゃにしながら、


「ははっ、最初からそーすりゃ
いいんだよ。そーすりゃ何でも
許してやる」


…やっぱりこいつは変だ。


こいつの発言を聞いて、他の奴らも
驚いている。



「よしっ、お腹すいた~!」


あくびをしながら伸びをしている様子を
見ると、さっきの微笑みはどこに
行ったのか。



「わかったから、早く服着ろ!」


そう言い残して足早に部屋を出た。


たぶん赤いだろう自分の顔を
見られたくなくて。