「…ごめんなさい。これわたしの癖なんですよね。」

あははと笑いながらいっておいた。


「ふーん…そうなんだ。てゆーか笹野さんって結構話すんだね。」


…本当だ。
わたしちゃんと話せてる…。

女の子でも朱鳥ちゃんとしか話せないのに…
男の子と話せてるなんて…。


「あ、俺そろそろ行くね。
暇なとき、連絡して!!」


そう言って彼は…

ん?!
そういえばわたし、まだあの人の名前知らないよ?!