彼の秘密。




わたしが知らない人に
話しかけるというのは

一般のひとが、
面接に行くときくらいの
気持ちに相当する。



「すぅー…はぁーっ……

あっ…の、すみません。」



「?…なんでしょう。」


ホッとした。

それと同時に
虫の息くらいの音量で
気がついた駅員さんの
聴力に、感謝した。