~蓮said~


ちぃに見送られてからのスタート。

周りの女どもは相変わらず煩くて、イラッとした。


やはりと言うべきなのか、俺がダントツ一位。


あの理事長のことだ。
このまま簡単には終わらないだろう。


そんなことを考えていると、すぐ目の前には借り物ボックスと書かれた箱。

その箱のてっぺんにある穴の中から一枚紙を引いた。





俺の借り物は――――…