天神学園高等部の奇怪な面々32

「おのれ勇者…やはり暗黒の支配者に盾突く邪魔者ですっ!」

既に玉入れなんてそっちのけ。

こっちの世界でも勇者と魔族は戦う運命にあるようだ。

ただ、こっちの魔族は。

「へぶっ!」

中級レベルの力を持っていても、びっくりするほど弱かった。

「あ…ご、ごめん…」

思わずフェイレイが謝ってしまうほど。