御劔 光の風2

他国訪問中、突如、その国の王、王妃と共に行方不明になった。

発見されたのは崖の下。

たくさんの護衛兵士と共に崖崩れに巻き込まれて馬車ごと落ちてしまったらしい。

不幸な事故だと誰もが泣いた、しかしカルサは自分を責めずにはいられなかった。

更に第二継承者であるサルスの父、前王の弟にあたる人物は流行り病にかかり病死してしまった。

訳も分からないまま取り残された二人は力を合わせていくしかなかった。

子供だからと馬鹿にされないように、甘く見られないように。

何より操られないように後見は姉であるハーブに決めた。

年の離れた姉は既に王女としての風格も周りからの高い評価も得ており、強い盾となった。

女だからとなめられない内に早く成長しなければならない。

二人が持つ武器はある。

雷神であることと、優れた知能だ。

カルサのカリスマ性とサルスの完璧なサポート、これらを磨きながら周りに潰されないように戦う日々は続く。

気付いたらもうこんなにも月日が流れていた。