御劔 光の風2

「分かりました…。」

サルスは了承し、それ以降は詮索をしなかった。

引き受けたと同時に国という重い責任がのしかかってくる。

今抱えている問題を考えながら対処法を思案し始めた。

「では、表向きは他国への訪問業務というこで。」

「ああ。」

頷いて同意しカルサは立ち上がった。

窓の近くに立ち外の景色を眺める。

よくよく考えてみれば、カルサが国外に出ていくのは久しぶりの事かもしれない。

サルスはそれを思い出しカルサを目で追った。

あの日から、カルサにとって目に映るもの全てが自分の守るべきものとなった。

それをしばらくの間は自分の手では守れない。

「留守を頼む、サルス。」

その声は心からの思いだった。

どうか何事もなく無事に。

そんな願いを込めて、サルスに国を預け出る決意の表れでもあった。

そんなカルサの言葉にサルスも答える。