「海斗、一年次の単位はどうだった?」
「何も落としてないけど」
「いいな〜」
「裕也も頑張れば出来るって」
「でもオレ、追い込まれて頑張るタイプだからさ、いまいちやる気おきないんだよ」
去年と同じ発言を今年もまた発し、海斗は裕也が今年も単位が危ない事を早くから感じていた。
「お疲れ」
「あ、賢一」
「ここで勉強か?」
「ああ、でもやる気おきねえ」
「裕也、確か去年17単位落としたよな?」
「今からやる気なくす事言うなって」
「3年次になるには、ある程度取らないと留年だぞ」
「え!嘘」
「本当本当」
さすがの裕也もやる気が起こったのか、慌てて閉じた教科書を開く。
「じゃあオレ用あるからまたな」
「それじゃあ」
全く余裕のない裕也の代わりに海斗が代弁をし、裕也は焦りながら勉強を再開した。
「何も落としてないけど」
「いいな〜」
「裕也も頑張れば出来るって」
「でもオレ、追い込まれて頑張るタイプだからさ、いまいちやる気おきないんだよ」
去年と同じ発言を今年もまた発し、海斗は裕也が今年も単位が危ない事を早くから感じていた。
「お疲れ」
「あ、賢一」
「ここで勉強か?」
「ああ、でもやる気おきねえ」
「裕也、確か去年17単位落としたよな?」
「今からやる気なくす事言うなって」
「3年次になるには、ある程度取らないと留年だぞ」
「え!嘘」
「本当本当」
さすがの裕也もやる気が起こったのか、慌てて閉じた教科書を開く。
「じゃあオレ用あるからまたな」
「それじゃあ」
全く余裕のない裕也の代わりに海斗が代弁をし、裕也は焦りながら勉強を再開した。


