「さ、紗耶が心配だから私もついていく」
「え…?別に山元君…いるから大丈夫…だけど」
「ま、ま、そうなんだけど、アイツん家わかりにくいからさ」
「そう…」


 紗耶はわずかばかり俯(うつむ)き、雪奈・紗耶そして賢一の三人で裕也の住んでいるアパートに行くのであった。