私は好きなの!⇔オレを見ろ!

「ねえ、くれないの?」
「…悪い。そうだよな」
「・・・・・」


 雪奈も裕也が何か変な事に気付いたがそれが何かわからない以上、何とも言えなかった。


「裕也…、何ならこの当たり棒を返そうか?」
「うん…、いや…あのその…」
「もう何なよさっきから。男なら男らしく決めなさい」


 裕也にとってこのアイスの当たり棒を渡さないと雪奈とはの関係はここで終わるような気がし、渡したら作者との最後の繋がりがなくなるようで悲しかった。


「…もうコレもらうからね、いいでしょう?」
「…ああ」


 雪奈は奪い取るようにアイスの当たり棒を取り上げた。すると雪奈は当たり棒を目を細めて見た。


「……ああ!!この当たり棒、期限すぎているじゃない?」
「え?でもそれは…」


 裕也の記憶が確かならその当たり棒には期限など書いてなかった。