私は好きなの!⇔オレを見ろ!

「まあ…、後期に挽回出来ると思うからさ…」
「でも後期で全部取っても進級は…」
「そ、そうなんだ。えっと……」


 さすがの作者も裕也に気を使おうとはしたが、どう慰めていいかわからない。


「だ、大丈夫だよ。裕也はやれば出来る子だからさ」
「へぇっ、本当は単位全部取ってるよ〜」
「な、私を騙したの?酷〜い」
「や〜い、騙された」


 裕也の罠に見事にはまった作者はよほど悔しかったのか、凄く不機嫌な声を出した。作者は必死で裕也を黙らせる方法を考えた。


「ところで裕也、アレからどうなの?言った?」
「アレからって?」
「もちろん雪奈とだよ。裕也は何かアクション起こしたの?」
「・・・・・」


 裕也は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にし、作者は答えられない裕也にニヤニヤとしていた。