「よし、裕也のために消すけど、何か他に要望ある?」
「・・・・・」
「ほら返事、イエスかノーかはっきり答えなさい」
「…ってくれ」
「ハア?」
「消すのは待ってくれ!」
「何言ってるの?」
「やっぱり、賢一にちゃんと気持ちを伝えたい。だから消すのはなしにして!」
裕也は心のもやもやを晴らしたいためではなく、大事な友人を助けたい気持ちから出た本音だった。
「危ないよ、やめ…」
「作者、すまん。全てはオレが自分に嘘ついて…。だから…、本当の事を…」
「裕也…」
「悪い、心配してかけちゃって」
「もう本当の馬鹿なんだから…。わかった、私は手だししないけど無理だけは絶対にしないでね」
「ああ、作者の水まんじゅうのためにも頑張らないとな」
裕也はケータイを切ると再び賢一を捜すため、暗闇の中でライトの光だけを便りに走り出す。
「・・・・・」
「ほら返事、イエスかノーかはっきり答えなさい」
「…ってくれ」
「ハア?」
「消すのは待ってくれ!」
「何言ってるの?」
「やっぱり、賢一にちゃんと気持ちを伝えたい。だから消すのはなしにして!」
裕也は心のもやもやを晴らしたいためではなく、大事な友人を助けたい気持ちから出た本音だった。
「危ないよ、やめ…」
「作者、すまん。全てはオレが自分に嘘ついて…。だから…、本当の事を…」
「裕也…」
「悪い、心配してかけちゃって」
「もう本当の馬鹿なんだから…。わかった、私は手だししないけど無理だけは絶対にしないでね」
「ああ、作者の水まんじゅうのためにも頑張らないとな」
裕也はケータイを切ると再び賢一を捜すため、暗闇の中でライトの光だけを便りに走り出す。


