私は好きなの!⇔オレを見ろ!

 白いペンションの光が見えるところから少し離れたとこに来た石崎と四人はライト一つと地図を持っていた。


「それでは始めましょうか?一人目が行ったら5分後に次の人がスタート。最後に名前を書いた人は紙とペンも回収して来てね」
「はい!」


 四人は声を揃えたが、雪奈だけは声すら出せていない。


「それでは一人目スタート!」


 石崎の合図で賢一が先陣をきり、あっという間にその姿は確認する事が出来なくなっていた。


「アレアレ?大丈夫かな?ここって始めてくる人は必ずと言っていいほど迷子になるし〜」


 石崎の仕返しはまだ続いており、紗耶は大人げない石崎を冷たい目線で見ていたが無視。


 それから石崎は時計を確認すると5分が経過。雪奈は出番になると恐怖で足がいうこと効かなかった。