私は好きなの！⇔オレを見ろ！

　三人は一階に降りると石崎と旦那、賢一が座っているテーブルの所に集まる。


「それじゃあ今日はカレーにしようと思うんだけど、普段料理する人？」


　石崎は手をあげると賢一と紗耶が裕也が手をあげて、石崎の旦那と雪奈は手をあげていない。


「なら俺と裕也で今日カレー作ろうぜ」
「ちょっと賢一、俺は自炊だし、人には食べさせた事あるのは雪奈くらいだぜ」
「へえ…」


　裕也は料理をしたくない一身から、必死に説得した。


「紗耶ちゃんや理事長にしてもらったほうがいいんじゃない？」
「大丈夫大丈夫」


　材料を持った賢一は裕也を押し込むようにキッチンへとやり、二人だけで料理を始める。


　そして、雪奈は持ってきたお菓子を食べ、石崎の旦那は部屋でくつろぎ、紗耶と石崎はみんなが寝泊まりしない別の部屋に入っていった。