「あのさ雪奈、一緒に水まんじゅう食べない?」
裕也は雪奈の機嫌が良いうちに、話をうやむやにしようとした。
「どうしようかな〜?」
「雪奈に食べさせてもらいたいな〜」
「ば、馬鹿じゃないの」
「ダメかな?」
「当たり前でしょう。水まんじゅうは私が一人で食べるんだから、裕也にあげるわけないでしょう!!」
雪奈は椅子に座り、水まんじゅうの包んでいる紙を開けたのだが、口に運ぶのをためらう。
「食べさせたりはしないけど、一つ位恵んであげる」
「うん…、え!?」
裕也は雪奈の機嫌を取る事ための作戦だったが、水まんじゅうを食べるのは大誤算。
裕也は椅子に座り、涙目になりながら、水まんじゅうを口に運ぶ。
その口に広がる絶望的な甘さを味わないように、極力噛まずに飲み込んだ。
裕也は雪奈の機嫌が良いうちに、話をうやむやにしようとした。
「どうしようかな〜?」
「雪奈に食べさせてもらいたいな〜」
「ば、馬鹿じゃないの」
「ダメかな?」
「当たり前でしょう。水まんじゅうは私が一人で食べるんだから、裕也にあげるわけないでしょう!!」
雪奈は椅子に座り、水まんじゅうの包んでいる紙を開けたのだが、口に運ぶのをためらう。
「食べさせたりはしないけど、一つ位恵んであげる」
「うん…、え!?」
裕也は雪奈の機嫌を取る事ための作戦だったが、水まんじゅうを食べるのは大誤算。
裕也は椅子に座り、涙目になりながら、水まんじゅうを口に運ぶ。
その口に広がる絶望的な甘さを味わないように、極力噛まずに飲み込んだ。


