私は好きなの!⇔オレを見ろ!

「失敗するなよ、次ないからな」
「うるさいな、集中させろよ」
「わかったわかった。なんだかんだ言ってマジなんだ…」
「・・・・・」
「裕也?」


 裕也は深呼吸をして集中力を高め、ゆっくりと構えて自分のボールをついた。案の定、⑧ボールはポケットに落ち、最後は⑨ボール一つになる。


「あと一つか、まあこれだと裕也の勝ちかな」
「・・・・・」


 裕也は集中力を更に高め、賢一の言葉が一切聞こえないくらい集中力していた。


 裕也は先ほど同様に構えた。その際、右手は先ほどとは違い力が入っており、構えてはいたが一度構えを解く。


「ふぅー」
「裕也、そんなに真剣にならなくて…」
「・・・・・」


 賢一は裕也を止める事は全く出来ず、ただただ傍観者のように裕也のショットを見るしか出来なかった。そして、裕也は再び構えにはいった。