私は好きなの!⇔オレを見ろ!

 しかし、賢一は緊張していたのかボールをポケットに入れる事が出来ず、裕也の出番になった。


「よ〜し、ついにオレの出番。まあ楽勝でしょう」


 裕也は自分のボールをセットすると慣れない手つきでキューを持ち、狙いをすました。


 しかし、裕也のボールは⑨ボールを当ててしまい、ファールになってしまう。


「しまった」
「裕也下手クソ〜」
「うるせえな、手が滑っただけだ」


 また賢一に出番が回り、今度こそはと⑧ボールに狙いを定めた。だが今度はショットが強すぎたため、跳ね返る力が強くなりポケットに嫌われた。


「アレアレ、賢一君プレッシャーかな?」
「裕也こそ、一個もボール落としていないだろう」
「よく見ろよ。⑧ボールのある場所、ベストポジションだし」


 ⑧ボールはよほどの素人ではないかぎり、ポケットに落とせるとこにあった。