私は好きなの!⇔オレを見ろ!

 賢一も雪奈と同様に指で水の方向にコントロールした。賢一も葉っぱは水に沈み、浮かんでこない。


「残念」
「次はオレな」


 裕也も葉っぱに願いを込めた。願いは紗耶と良い関係になれる事を願い、雪奈や賢一同様に葉っぱを浮かべた。


 しかし、浮かべた瞬間に葉っぱはすぐに沈んでしまい、それから一度も浮かんでこなかった。


「何で水にいく前に沈むんだよ」


 三人は大笑いをし、最後に紗耶もチャレンジしたが成功しなかった。


「ってことは成功したのは私だけ」
「雪奈さんおめでとう」
「ありがとう山元君」
「で、何お願いしたの?」
「え、それは……、女の子だけの秘密」


 雪奈はそれ以上口を割らず、その話はそこで終わった。四人はここにある茶店を見つけたので休もうとした時、裕也のケータイが鳴り出す。