私は好きなの!⇔オレを見ろ!

「海斗にしたんで無理だね」
「海斗じゃなくってオレにして」
「カブるから嫌。そうそう、雪奈のバストをCからDにしておいたよ」
「どうでもいい」
「じゃあまた連絡するね」


 作者は一方的に電話を切り、ケータイはツーツー音が響く。


「いい加減なやつ」


 ケータイをなおした裕也はふと学食の名前を見ると<ネプチューン>に変わっており、苦笑いするしかなかった。


 中に入ると海斗の髪の色は茶色に変わっており、身長も裕也より高くなっている。


 また、今まで黒い髪の海斗しか見たことなかったので目線が髪一直線。


「ど・ど・どうした裕也」
「海斗、いつ髪染めた?」
「髪?入学式が始まる頃に、何で?」
「いや別に」


 裕也は海斗の髪をマジマジと見ながら席に座り、三人は再び合コンに話を戻した。