青春と幼なじみ





最悪だ・・・。



なんでこんな気まずい時に・・・。



南と席が隣なの〜!?



しかも今一番そばにいてほしい葉月は一番遠いい席だし・・・。



「おーし、みんなそろってるなー?
俺が1年の担任をすることになった忍野だー。
よりしくなー」



担任の忍野先生が教卓の前に立って自己紹介をした。



何とも若い先生だ・・・。




「お前らの自己紹介はまた明日にでもするか。
まぁ今日は軽い俺の自己紹介と、プリントを渡すだけだ。
後は帰るなり寝るなり好きにしろー」



そう言ったあと、先生はプリントを配りだした。



なんか意外と・・・いや、やっぱ何でもない・・・。



配られたプリントを受け取って、ちらっと右にいる南を見てみた。



すると



「・・・・!」



一瞬目があったと思ったらばっとそらされてしまった。




・・・やっぱりちょっと変・・・。



そりゃぁ南だってちょっとは気まずいのかもしれないけど・・・。



おもいっきり目をそらすことないじゃん・・・。




はぁと小さくため息をついた。