さっきはマジでビビった。 お腹の子に何かあったらって。 でも嘘でよかった。 俺は服を着替えて、寝癖を直した。 「拓哉ー。まだー?」 「今行くから」 俺はすぐに準備して夏希のところに行った。 「さっきのこと怒ってる?」 「マジで心配したんだからな」 「ごめんね」 俺の服の裾をつかんで、上目使いで謝ってくる。 …ズルい。