朝、夏希の声が聞こえると思って起きてみたら、夏希が腹をおさえて痛がっていた。 俺は焦ってすぐに着替えて病院に連れていった。 夏希はすぐに運ばれて行って、俺は外で待っていた。 お願いだから、夏希とお腹の子がなんともありませんように。 俺はどうなってもいいから、あいつらだけは…。 俺はずっと祈っていた。 「旦那さん。入ってもいいですよ」 入ると夏希がベットの上で寝ていた。 「あの…、夏希は?」