†侵愛†~そっと貴方の毒牙にかけて~

  

 朝がくれば全てが解る。


 《 《 


「翔さま。」


 祝賀会の中秘書は、声をかける。


「なんだ?」


「お昼に院長から連絡がありました。紫乃さまが目覚めた、と。」


「解った。」


 酒を置きバルコニーに出る。


「どうなさないますか?」


「迎えに行くよ。他に“答え”があるか?」


 タバコに火をつけひと吹かしする。


「手配致します。」


「あぁ、抜かりなく頼むぞ。」


「畏(かしこ)まりました。」

 秘書は、下がって行く。