浜辺につくと、潮の香りが鼻をくすぐった。 「「…キレー」」 また見事に菜樹ちゃんとハモった。 今日、晴れてて良かった。 ジリジリと、太陽が照りつける。 「あ!いた!!」 菜樹ちゃんが指さす方に、目を向けると、 ドキッ! ハルくんと目が合った気がして、あたしは目をそらした。 「行こ!!!」 菜樹ちゃんはあたしの手を引いて、海の方へ走りだした。 …気のせい。気のせい。 目が合ったのは、気のせい。