――パシッ 急に、手が動かなくなった。 「―――やめろ。これ以上やったら、問題になる」 そう言って、あたしの手を掴んだ人は、 「橘くん………」 「レン。連れてけ」 「…おう」 そう言って、山口があたしの手を掴んだ。 「ハルくん…!ありがとう。助けてくれて。菜樹、あたしをブッたしたの。 もう、痛い……。」 そう言って、また泣き出す唯香。 「勘違いすんな。あんたみたいな女、誰が助けるかよ。 俺が助けたいと思ったのは、田代と美心だ。」