傍にいて絶対守るから




健斗くんは横に座ったまま眠ってる



私はこっそり抜け出して、ホテルの部屋レッスン室にはされてる場所に向かった




開けると誰もいなかった






「良かった、
よし、始めよう、」




私は、一人でダンスの練習を始めた





無理してるのは分かってる



でも、初めてのコンサート




スタッフも、ファンもきっと気合いが入ってる





頑張らなきゃ





(ガチャ)




「優磨くん、」





「星菜、寝てないのかよ
もしかして、健斗寝てんのか?」





優磨くんは練習着で来た





「寝てたから、そーっと抜け出して
来たんだ」





「アイツ見張るとか言っといて
星菜、顔真っ赤だぞ、」






自分でも、分かってた顔も熱くて、汗も止まらない





立ってるのが不思議菜くらいだ







「大丈夫だよ、
絶対大阪の、3days成功させたいの
みんなに迷惑かけたくないしさ!
だから、頑張れるのかも」





私は笑顔で言った






「なら、少しやろう!
俺らも寝られなかったんだ
明利も来るよ」





優磨くんは曲をかけ出した