不安がないといったら嘘になる



ベッドで考えてた



なかなか、眠れない




私は寂しくなって、部屋を出て健斗くんの部屋に行った





「どうしたの?
まだ、起きてたんだ」





健斗くんは、ベッドで同じくゴロゴロしてる





「なんか、コンサートとか不安に
なってきちゃって、」






健斗くんは、端によって布団を開けてくれた






「一緒に寝る?」






私は黙って潜り込んだ







「健斗くんの匂いでいっぱい」





「優磨の匂いだったら、
困るだろ」







健斗くんは、笑ってる







「で、コンサートか」






「うん、
だって、ツアーだよ
いきなりだし、」







健斗くんは、手を握って言った