「あっ、いいよ」
健斗くんが普通に言った
「ええ、いいの?
でも、健斗くんのだよ」
「俺もう、着れないでしょ?
178もあったら、アウトでしよ、
星菜が着てくれるなら嬉しいよ」
健斗くんは本を閉じてテーブルに戻して笑ってる
「うん、」
私は部屋に戻って切った
すこし、躊躇った
切った裾の端と端を逆Vの字に切ってリボンにした
幅があったので、二本作れた
とりあえず脱いでハンガーにかけて、吊るした
「健斗くんありがとう!
明日早いからもう、眠らせてもらうね
あっ、これクッキーだよ
食べて」
私は箱をテーブルに置いた
「星菜!
作ったのー?」
私は葉瑠に頷いて部屋に戻った

