「もう、いいや
明利行こう、待ってたら遅刻だし」
「いいの?」
「いいのいいの。
健斗くんだし、大丈夫大丈夫」
背中を押してリビングに行った
「星菜、健斗は?」
「起きないから知らないよ」
私はあきれた感じで言って聡太の隣に座った
「ねぇ、星菜どっち行くの?」
どっちとは、ハワイから戻ってきてからのこと、
浴衣をきての撮影か、イベントに出るか
イベントには、みんなで出たかったけど仕方ない
「考え中かな、
でも、撮影班がいいかなー」
私は聡太が飲んでたマグカップを持ってキッチンに行った
コーヒーを自分の分も注ぎ戻った

