「んっ、」


目が覚めた


健斗くんは私のベッドの横の椅子に座って私の手を握ってる




起き上がると、おでこに乗ってたタオルが落ちてきた





「起きた?」





「うん、ずっと横に居てくれたの?」





きっと、あんまり寝てないと思う




「当たり前だろ!」





「ありがとう、
シャワー浴びてくるね」





私はシャワーを浴びた




浴びて出てくると、





健斗くんは椅子に座ったまま眠ってる





私は前にしゃがんで、髪を撫でた






「大好きだよ、
いつか、元に戻れたら…
戻れないよね、」





私は呟いた




私はひとりで、呟いて健斗くんにブランケットをかけた





「戻れるよ、いつかCOLORも終わる
区切りがついたらアメリカに二人で
行ってしまおう」