廉「田中さん」



みお「はい」



廉「もう上がっていいよ。シュン君達来たから」



みお「あ・・・あの」



廉「とりあえず上がって」



みお「お・・・お疲れ様でした」



廉「ん」



シュン「田中さんお疲れ」



みお「はい!お先に失礼します」









はぁ 何だかな



他の人とは少し話せてるけど



上中さんはどうもだめだ・・・



だって!



冷たいし、意地悪するし、差別するし!










ガチャ










みお「・・・ふぅ」



でもまだ2日目だもん



とりあえずしっかり仕事覚えなきゃ



それで上中さんをぎゃふんって言わせてやる!



荷物をまとめて出ようとすると



ロッカー横に見覚えのないドアを見つけた



みお「へぇ・・・こんな所にドアなんてあったんだ」



何だか気になった私はドアノブをゆっくり回した











みお「わぁ・・・・・・キレー・・・」










そこには綺麗な街並みが広がっていた



高台にあるkagayakiから見る景色は



全てが小さなおもちゃみたいだった



ドアを見てみると「関係者以外立ち入り禁止」のプレートがかかっていた



みお「ここ・・・裏口なのかな?」



下を見ると階段が続いていてお店の表に出られる様になっていた



この2日間



表からしか入った事がなかったけど・・・裏口も使えるって事なのかな?




全然気付かなかったけど・・・すごい



踊り場がちょっと広くて日当たりがとてもよくって



天気がいい日はここで休憩しても悪くないなぁって思った



みお「・・・・・・あ」



ここから雑貨のレジ横の窓が見える



レジは清水さんがいて ぼんやりと外を眺めていた



あ くしゃみした



みお「・・・ふふふっ」



いい場所見つけた!



とりあえず鍵をしめて 私は表からkagayakiを出た