いや、仲良くとはいかなくてもある程度、マネージャーさんと打ち解けられる可能性が出来たのかなって。


ちょっと前だったら一緒に食事するなんて有り得なかったし、だからこそ思いたい。


ほんの少しでもマネージャーさんと良い関係になればいいなと。





「そうだ」





マネージャーさんが帰ってきたら名前教えてもらおう。


それでマネージャーさん呼びではなく、名前で呼ばせてもらえれば少しでも溝は埋まるかもしれない!


なあんて甘い考えを抱いていた私を待ち受けていたのは、教えたら名前を呼ぶ気でしょう?という簡単にマネージャーさんの言葉と見抜かれた私の思惑。


――でも。


その後小さくボソリと名前を呟いたマネージャーさんにもっと仲良くなりたいと思ったんだ――…